景観色彩ファイル025/福岡市大濠公園から福岡城址をさらに開発
福岡市はすでに、大濠公園と福岡城址を含むエリアをセントラルパーク構想(未確認)と称して、さらに開発を計画していると過日地方紙新聞報道で見ました。
今でも、福岡城址内でありながら、場にそぐわないアウトドア体験スペース(火器を用いて有料しよう)に違和感を覚える市民も少なくないと考えますが、今度はある意味インバウンドの海外からの来訪者も視野に入れた、ある意味「箱作り」になる可能性があります(現に今も場にそぐわないインバウンド向けのコスプレ用施設もどきもできてしまっています)。
今日の画像は、そのセントラルパーク構想の元になっている、アメリカN.Y/マンハッタンのセントラルパークですが、こちらは、何かを作る方向ではなく、ありのままを残すことに腐心したニューヨーク市民、ひいてはアメリカの財産。
この、何かを新たに作るか、今まであるものを残すか、と考えの相違はかなり温度差があり、福岡市はどちらの方向に向かっているのか、この後も一福岡市民として注視して行きます。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル024/福岡市再開発/天神ビッグバンのもたらすもの
福岡市は、市長が旗振り役を担って天神ビッグバン、博多駅コネクト、と次々に再開発と地域活性化を推し進めます。
画像は福岡市中央区渡辺通りの福ビル(右)。このビルに連なる天神コア、そしてIMSビル含め周辺のビルも一気にスクラップ&ビルドよろしく、新しいビルになり、容積率や高さも緩和され、この画像にあるような高さの揃った福岡市の独特のスカイラインは損なわれ、道ゆく人々の顔に影を落とすことになります。福岡市が明るいのは、自主規制による建築の高さ制限があったのです。
同じく福岡市が主導して走っている、観光バス/2階建てバスは、特にこれといったビューポイントが無い中、この先どのような福岡市の景観を見せることになるのでしょうか。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル023/福岡市再開発の行方
景観色彩ファイル021/京都市世界遺産+グッドデザイン
撮影地
グッドデザイン賞に対しては賛否両論ありますし、世界遺産についても同じです。
画像は、2018年11月16日朝日新聞にも広告掲載の、JR西日本の物件です。
世界遺産/下鴨神社(神社側はここは正規な境内ではないと言いますが、常識的にここは境内と同じで自由に販売や貸与が許される場所ではありません)の参道に、計画当初から反対運動が起こり、それにもかかわらず建設が強行された感がある物件。
今年夏に全国組織の景観ネットワークの視察で撮影したもので、参道の由緒ある木々も、都合でロープ等で矯正して樹勢を変えられているのがわかります。
欧米では事実、世界遺産選定後に不用意な開発をして指定を撤回された案件も。
今回の下鴨神社内マンションの醜態も地域の有志がイコモスまで抗議に行くも、どうもイコモスの内部にまた別な不都合な事情もあったと当事者から直接話も聞いています。
今回、若干の見解と複数の画像を追加しましたが、グッドデザイン賞、世界遺産、ともに再考の機会となればとアップしました。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル020/京都市
撮影地
京都市内二寧坂近くに近年できた、どちらかというと後発、新し目のスタバです。
町並みとの調和はもちろん、近隣との関わりも密接。
例えば、お店やお店の廻りの清掃も画像のように、どこのお店よりも早く、逆に日本的です。
投稿者
長 和洋
instagram.comkyoutosi
景観色彩ファイル019/大分市
景観色彩ファイル 018 /久留米市
今年6月にオープンした久留米アリーナ。
無彩色でデザイン性のある外観に生まれ変わりました。
屋内は久留米のエリアカラーでもあるグリーンが目を引く内装になっています。
木材も多く使われているので、清々しく爽快感と合わせて久留米らしい温もりも感じる空間になっています。
撮影地 福岡県久留米市撮影者
野村明子
景観色彩ファイル017/伊勢志摩
撮影地
数年前のものですが、 三重にぶらりとドライブしにいった時の写真です。パールロードという海沿いのドライブウェイで、とても眺めも良く気持ちの良い道路です。時期もちょうど今頃だったと思います。
写真右下のガードレール、分かりにくいですが、一般的な真っ白ではなく薄い青緑色のガードレールだったのを今でも覚えています。
白は、一番明るく夜でも目立ちやすい色、そして風景からも浮きやすい色。
景観の色は、周囲に溶け込む、目立たないようにするだけでなく、安全性との両立など状況に応じた様々な視点が必要だと感じます。
投稿者
有吉 知幸