景観色彩ファイル014/鹿児島市
頻繁に使用され定着している地域独特のエリアカラー。
鹿児島市は赤。
中央駅の赤い観覧車、看板、店舗や建築物の外観、ディスプレイetc.繁華街には赤が氾濫していますが、地元住民の方々に赤が多いことを伝えてもどなたも気づかれません。むしろ否定される方がほとんどです。(どの地域でも同じ反応です。)
それだけ根づいた色彩感覚、空気のような存在感の色、
まさに無意識レベルの嗜好色、それがエリアカラーなのです。
エリアカラーのしくみを探ると、数十年とは言わない、数百年前の地理的条件、特産物、文化、歴史を紐解くことにもなります。
数十年かけて、全国各地のエリアカラー調査を独自に継続していますので、
これから各地のエリアカラーも続々、アップしていく予定です。
皆様が旅をされるときに、エリアカラーのことを、思い出していただけると嬉しいで
す。視点が変わり、またひと味ちがう楽しみがプラスされるのではと思います♪
投稿者 松元昌子