景観色彩ファイル021/京都市世界遺産+グッドデザイン
撮影地
グッドデザイン賞に対しては賛否両論ありますし、世界遺産についても同じです。
画像は、2018年11月16日朝日新聞にも広告掲載の、JR西日本の物件です。
世界遺産/下鴨神社(神社側はここは正規な境内ではないと言いますが、常識的にここは境内と同じで自由に販売や貸与が許される場所ではありません)の参道に、計画当初から反対運動が起こり、それにもかかわらず建設が強行された感がある物件。
今年夏に全国組織の景観ネットワークの視察で撮影したもので、参道の由緒ある木々も、都合でロープ等で矯正して樹勢を変えられているのがわかります。
欧米では事実、世界遺産選定後に不用意な開発をして指定を撤回された案件も。
今回の下鴨神社内マンションの醜態も地域の有志がイコモスまで抗議に行くも、どうもイコモスの内部にまた別な不都合な事情もあったと当事者から直接話も聞いています。
今回、若干の見解と複数の画像を追加しましたが、グッドデザイン賞、世界遺産、ともに再考の機会となればとアップしました。
投稿者
長 和洋