景観色彩ファイル037/福岡市民不在の都市再開発/旧福岡大名小学校
福岡市は続投の決まった高島市長の肝入り事業「天神ビッグバン」「博多駅コネクティッド」という横文字事業がますます拍車がかかっています。
画像は、福岡市の中心地、大名の活発な再開発の進む地域、国体通りです。この場所には、福岡市の若い世代が集う「福岡市青年センター」福岡の歴史ある「大名小学校」、そして消防署がありました。つまり、市民の暮らしがこのエリアにあったのです。
先の震災では、避難する場所さえない福岡市中心地の中で、この大名小学校運動場が唯一受け皿となりました。
穏やかな色と形状の特徴があり、低層(自主規制で15階を高さの上限)とした福岡の建築や街並みは高島市政で一気に破壊され、鋭角的で冷淡な色の巨大な建造物はまだまだ増えそうです。
高島氏が「私の夢だ」とかつての選挙中に語った、博多駅とベイサイドエリアのロープウェイ構想が再び盛り返さないことを願っています。
投稿者
長 和洋/イルドクルール
カラーコンサルタント