景観色彩ファイル026/また別な桜の話題、福岡市では桜並木消滅しています
福岡市中央区体育館から赤坂小学校/警固中学校に向かう歩道です。
この福岡市中央区体育館から赤坂小学校に続く歩道には、立派な桜の並木がある情緒ある歩道でした(手前に映っているのはかろうじて残った桜)。
またその歩道の途中には、長く福岡市立赤坂幼稚園もあり、春の桜の頃は幼稚園の新入児、そして小学校の新入児童と、一つに風景になっていましたが、福岡市幼稚園は市の行政の判断で福岡市全市の公立幼稚園廃止となり今は平地になって売却されているようです。
結果、このように立派な桜並木は寸断され(切られて撤去された桜は10本を超えます)、ご覧のような無機質な歩道に。
かつて福岡市では、南区桧原で桜並木をめぐって色々住民と紛争がありましたが、今回は事前説明も何もなく断行された模様です。
福岡市はどういう方向に向かっているのか、この後も一福岡市民として注視して行きます。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル025/福岡市大濠公園から福岡城址をさらに開発
福岡市はすでに、大濠公園と福岡城址を含むエリアをセントラルパーク構想(未確認)と称して、さらに開発を計画していると過日地方紙新聞報道で見ました。
今でも、福岡城址内でありながら、場にそぐわないアウトドア体験スペース(火器を用いて有料しよう)に違和感を覚える市民も少なくないと考えますが、今度はある意味インバウンドの海外からの来訪者も視野に入れた、ある意味「箱作り」になる可能性があります(現に今も場にそぐわないインバウンド向けのコスプレ用施設もどきもできてしまっています)。
今日の画像は、そのセントラルパーク構想の元になっている、アメリカN.Y/マンハッタンのセントラルパークですが、こちらは、何かを作る方向ではなく、ありのままを残すことに腐心したニューヨーク市民、ひいてはアメリカの財産。
この、何かを新たに作るか、今まであるものを残すか、と考えの相違はかなり温度差があり、福岡市はどちらの方向に向かっているのか、この後も一福岡市民として注視して行きます。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル024/福岡市再開発/天神ビッグバンのもたらすもの
福岡市は、市長が旗振り役を担って天神ビッグバン、博多駅コネクト、と次々に再開発と地域活性化を推し進めます。
画像は福岡市中央区渡辺通りの福ビル(右)。このビルに連なる天神コア、そしてIMSビル含め周辺のビルも一気にスクラップ&ビルドよろしく、新しいビルになり、容積率や高さも緩和され、この画像にあるような高さの揃った福岡市の独特のスカイラインは損なわれ、道ゆく人々の顔に影を落とすことになります。福岡市が明るいのは、自主規制による建築の高さ制限があったのです。
同じく福岡市が主導して走っている、観光バス/2階建てバスは、特にこれといったビューポイントが無い中、この先どのような福岡市の景観を見せることになるのでしょうか。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル023/福岡市再開発の行方
景観色彩ファイル021/京都市世界遺産+グッドデザイン
撮影地
グッドデザイン賞に対しては賛否両論ありますし、世界遺産についても同じです。
画像は、2018年11月16日朝日新聞にも広告掲載の、JR西日本の物件です。
世界遺産/下鴨神社(神社側はここは正規な境内ではないと言いますが、常識的にここは境内と同じで自由に販売や貸与が許される場所ではありません)の参道に、計画当初から反対運動が起こり、それにもかかわらず建設が強行された感がある物件。
今年夏に全国組織の景観ネットワークの視察で撮影したもので、参道の由緒ある木々も、都合でロープ等で矯正して樹勢を変えられているのがわかります。
欧米では事実、世界遺産選定後に不用意な開発をして指定を撤回された案件も。
今回の下鴨神社内マンションの醜態も地域の有志がイコモスまで抗議に行くも、どうもイコモスの内部にまた別な不都合な事情もあったと当事者から直接話も聞いています。
今回、若干の見解と複数の画像を追加しましたが、グッドデザイン賞、世界遺産、ともに再考の機会となればとアップしました。
投稿者
長 和洋
景観色彩ファイル020/京都市
撮影地
京都市内二寧坂近くに近年できた、どちらかというと後発、新し目のスタバです。
町並みとの調和はもちろん、近隣との関わりも密接。
例えば、お店やお店の廻りの清掃も画像のように、どこのお店よりも早く、逆に日本的です。
投稿者
長 和洋
instagram.comkyoutosi